メルテックは、焼却灰等を高温で溶融し、ゆっくりと冷却・結晶化することで、高品質な溶融スラグを製造しています。また、焼却灰等に微量に含まれる希少金属は溶融メタルとして回収し、製錬原料としてリサイクルします。
横須賀事業所では、焼却飛灰等に多く含まれる塩素及びその化合物を水洗浄により除去することで、溶融処理に適した原料灰を作っています。
廃棄物の焼却工場から出る焼却灰、ばいじんを主に受け入れ溶融固化により、溶融スラグ、メタルへと再資源化しています。
焼却灰、ばいじん、汚泥(廃棄物焼却炉の排ガス処理施設から排出されたものであって、有機性汚泥を含まないものに限る。)、ガラスくず・コンクリートくず及び陶磁器くず、金属くず
燃え殻、汚泥(廃棄物焼却炉の排ガス処理施設から排出されたものであって、有機性汚泥を含まないものに限る。)、金属くず、ガラスくず・コンクリートくず及び陶磁器くず、鉱さい、がれき類、ばいじん
コークスベット方式溶融炉 150t/日
自治体の焼却工場から出る焼却・溶融ばいじんを受け入れ、水洗浄により最適な溶融処理原料灰を作っています。
ばいじん
水洗浄処理 150t/日
入荷した灰は、性状を検査し、混合による原料均一化を図り、磁力選別と篩分けを繰り返して溶融不適物を除去します。その後、乾燥させ溶融に適した形状に成形します。(ブリケット化)
成形した灰は、燃料となるコークスと共に溶融炉に投入し、1,600℃以上の高温で溶かします。出滓された溶融物を型に流し、時間をかけて冷却します。
冷却したスラグを破砕し、0〜100㎜の大きさにし、溶融スラグ(製品名:メルエース)となります。メルエースは天然石と同等な性状と安全性を有し、整地材等として再利用されます。また、磁力選別により回収した貴金属を含む溶融メタルは、DOWAグループの小坂製錬の高度な製錬技術により高純度な金属材料として製品化されています。
ばいじんに混入している固形物を粉砕し、溶解槽で水を添加しながら撹拌します。(スラリー化)
十分に撹拌したものをろ過し、固形分と液体に分離します。
分離後の液は、排水処理施設で下水道基準に適合するように処理します。
ろ過工程で分離した固形分を、運搬・溶融処理に適した所定の水分値まで乾燥させ、前処理は終了です。
前処理後のばいじんをメルテック小山本社やメルテックいわきなどに運搬し、溶融・再資源化します。
処理のご相談は以下の宛先にご連絡ください。
メルテック株式会社
(TEL:0285-49-1080 FAX:0285-49-1084)
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