地球温暖化防止への取り組み

バイオディーゼル燃料の製造

バイオディーゼル岡山では、地域の学校、一般家庭、コンビニエンスストア、スーパー、食品製造工場などからから排出される使用済天ぷら油(廃食用油)を回収してバイオディーゼル燃料(BDF:Bio Diesel Fuel)を製造しています。

バイオマスを燃焼させると化石燃料を燃焼した時と同じように二酸化炭素が発生しますが、この二酸化炭素は、植物が成長過程で光合成により吸収・固定した二酸化炭素が燃焼によって再放出されている事になります。従って、ライフサイクル全体でみると、バイオマスを燃焼させても大気中の二酸化炭素は増加させない、二酸化炭素の収支はゼロ、とみなされます。気候変動枠組条約に基づき地球温暖化防止のため策定された京都議定書では、生物由来の燃料を利用する場合には二酸化炭素の排出量が計上されません。

バイオディーゼル燃料は生物由来油から作られるバイオマス燃料なので、化石燃料の代替として利用すると地球温暖化ガスを削減することになります。

バイオディーゼル岡山が製造したバイオディーゼル燃料は、岡山市や民間事業者に販売し、車両からの二酸化炭素排出量削減に寄与しています。
これからも、DOWAエコシステムグループはバイオディーゼル燃料の製造を通じて、地球温暖化防止に貢献していきます。

フロン回収・破壊

廃家電や廃自動車から回収したフロン・代替フロンの破壊処理を通じで、地球温暖化防止とオゾン層破壊防止に貢献しています。エコシステム秋田、エコシステム千葉、エコシステム山陽で、フロン類破壊の許可を取得しています。

蒸気回収

蒸気回収エコシステム小坂とエコシステム岡山では、シュレッダーダストから製錬原料と蒸気エネルギーの回収を同時に行っています。製造した蒸気は、隣接する工場の製造工程や発電用の蒸気として利用されています。


廃棄物発電

廃棄物発電エコシステム山陽では、廃棄物を焼却した熱を利用し発電して(720kW)、工場で必要な電力の一部を賄っています。エコシステム千葉では、ボイラーからの蒸気を利用した発電(4,000kW)によるサーマルリサイクルを行っています。発電した電力による所内電力をまかなうと同時に余剰電力を売電しています。


太陽光発電

太陽光発電エコシステム山陽、アクトビーリサイクリングでは、工場に太陽光パネルを設置して、工場で必要な電力の一部を賄っています。


このページのトップへ