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2018年11月13日

相双スマートエコカンパニーが不燃性廃棄物の再資源化施設の建設に着手します

DOWAエコシステム(東京都千代田区)が60%出資する相双スマートエコカンパニー(福島県いわき市)は、不燃性廃棄物の再資源化事業開始に向け、処理施設の建設に着手します。


現在福島県では、政府による特定復興再生拠点区域(※1)の整備事業が進められています。この事業ではインフラ復旧や除染・家屋解体等が一体的に進められ、アスファルト・コンクリートがらや片づけごみ等の廃棄物が多量に発生するため、リサイクル処理体制の構築が必要とされています。

相双スマートエコカンパニーの再資源化事業は、適切な放射線量管理と選別を確実に行うことで、有用物を再生資源化します。再資源化に伴って発生する一部の高線量物は、環境省により処理されます。

なお本事業は、環境省の平成30年度廃棄物処理施設整備事業費補助金(廃棄物リサイクル施設整備事業)に応募し、11月13日付で採択されました。具体的な事業スキーム等は福島イノベーション・コースト構想の一環として開催された「ふくしま環境・リサイクル関連産業研究会」で検討された成果を引き継いでおり、その実現にも寄与するものです。


当社グループは引き続き、廃棄物の適正処理や再資源化を推進していきます。


※1 特定復興再生拠点区域…帰還困難区域内に定められる、避難指示を解除し居住を可能とする区域。

概要

社名 株式会社相双スマートエコカンパニー
出資者 以下8社
DOWAエコシステム株式会社 60%
株式会社クレハ環境 10%
太平洋セメント株式会社 10%
荒川産業株式会社 4%
恵和興業株式会社 4%
株式会社高良 4%
東京パワーテクノロジー株式会社 4%
メルテックいわき株式会社 4%
資本金 50百万円
施設建設地
(計画)
福島県双葉郡大熊町
処理対象物
(計画)
不燃性廃棄物(家屋等解体廃棄物、片づけごみ等)
処理能力
(計画)
350トン/日(年間約10万トン)
事業概要 不燃性廃棄物の中間処理(破砕・選別等)、再資源化
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