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2021年12月08日

インドネシアにおける環境・リサイクル事業を拡充〜焼却・無害化設備の稼働を開始、東ジャワに第2の処理拠点を新設

DOWAエコシステムは、インドネシアの子会社において、新たに有害廃棄物向け焼却・無害化設備の許可を取得し2021年12月から稼働させます。また、東ジャワ州に有害廃棄物も受け入れ可能な管理型最終処分場も備えた総合的な廃棄物処理拠点を新設し、2022年下期から運営を開始します。これらにより、当社グループはインドネシアにおける総合的な廃棄物管理サービスをさらに充実させ、拡大する廃棄物の適正処理やリサイクルの促進へのニーズへ応える体制を整えていきます。

インドネシアにおけるDOWAの環境・リサイクル事業所

インドネシアにおけるDOWAの環境・リサイクル事業所

1. 有害廃棄物向け焼却・無害化設備の稼働を開始

PPLiは現在、インドネシアで唯一許可を受けた有害廃棄物の最終処分場を保有しており、廃棄物の輸送、混合・燃料化、選別・再資源化、廃液処理、埋立処分など、総合的な廃棄物処理サービスを提供しています。

今回許可を取得し稼働を開始する有害廃棄物向け焼却・無害化設備は、インドネシア国内最大の処理能力と十分な排ガス処理設備をもつことに加え、着火時以外に補助燃料を使用する必要がほとんどない低炭素型の廃棄物処理設備です。これによりPPLiでは、燃料化や埋立処分には適さない性状の有害廃棄物の受け入れを拡大していきます。

【焼却・無害化設備の概要】

設備外観(2021年10月撮影)

設備外観(2021年10月撮影)

設置場所: PPLi敷地内
処理対象物: 有害廃棄物(固形および液体)
処理能力: 50トン/日
許可取得日: 2021年11月30日
稼働開始時期: 2021年12月

2. 東ジャワ州に第2の処理拠点を新設

2012年に設立したDESIは東ジャワ州において、有害廃棄物も受け入れ可能な管理型最終処分場を備える総合的な廃棄物処理拠点の建設を2021年から進めており、2022年下期の運営開始を計画しています。運営開始後にはPPLiとDESIが連携し、インドネシアで最も人口・産業が集中するジャワ島の東西で総合的な廃棄物管理サービスを提供できる体制を確立します。これにより、ジャワ島外も含めてインドネシア国内の対応エリアを広げるとともに輸送効率の改善も進めていきます。

【新拠点の概要】

建設状況(2021年10月撮影)

建設状況(2021年10月撮影)

設置場所: 東ジャワ州ラモンガン県
敷地総面積: 54万m2(計画)
業務内容: 廃棄物の混合・燃料化、選別・再資源化、廃液処理、埋立処分
運営開始時期: 2022年下期(計画)

DOWAエコシステム(株)は2008年度に東南アジアへ進出し、現在インドネシア、タイ、シンガポールおよびミャンマーの4か国で、廃棄物の適正処理や再資源化などの環境・リサイクルサービスを提供しています。


当社は引き続き、発展するアジアにおいて様々な環境問題の解決に努め、持続可能な社会の構築に貢献していきます。


PPLi 会社概要

本社 Jl. Raya Narogong Desa Nambo, Cileungsi, Bogor, Indonesia
設立 1994年
資本金 495億ルピア
代表者 千田 善秋
従業員数 約800名
株主 Modern Asia Environmental Holdings Pte. Ltd.※95%、インドネシア政府5%
※DOWAエコシステム(株)100%子会社
業務内容 廃棄物の輸送、混合・燃料化、選別・再資源化、廃液処理、埋立処分
2021年受入実績 約25万トン(年間)

DESI 会社概要

本社 Jl. Raya Kupang Indah, Surabaya, Indonesia
設立 2012年
資本金 44.4百万USD
代表者 山本 淳
従業員数 約50名(操業開始時計画)
株主 DOWAエコシステム(株)99%、Modern Asia Environmental Holdings Pte. Ltd.※ 1%
※DOWAエコシステム(株)100%子会社
業務内容 廃棄物の混合・燃料化、選別・再資源化、廃液処理、埋立処分
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