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2023年04月21日

PFOA(ピーフォア)含有廃棄物の受入を強化

更新 2024年8月30日


当社は、廃棄物の焼却処理拠点において、PFOA有廃棄物の受入を強化しました。PFOA(ピーフォア:ペルフルオロオクタン酸)は繊維、医療、電子基板や自動車などの幅広い分野で用いられてきましたが、残留性有機汚染物質に関するストックホルム条約の廃絶物質として、2019年新たに追加採択されました。これに伴い国内でも、化学物質の審査及び製造等の規制に関する法律(化審法)における第一種特定化学物質にPFOAとその塩が指定され、製造・輸入・使用が原則禁止されました。


排出事業者様がPFOA含有物の廃棄を行う際には、「PFOS及びPFOA含有廃棄物の処理に関する技術的留意事項」(環境省2022年9月)に則って実証試験を行い、適正な分解処理能力が確認できた事業所で行うこととなっています。


今回新たにPFOA含有廃棄物のうち含有濃度が50ppm未満のものをエコシステム山陽において、含有濃度が50ppm以上のものをエコシステム千葉において実証試験を行い、適正に分解処理できることを確認しました。これにより、PFOA含有廃棄物のうち50ppm未満のものは3工場で、50ppm以上のものはエコシステム千葉とエコシステム秋田で処理の受託を開始しています。

  PFOA
50ppm以上 50ppm未満
エコシステム千葉 ○ ※1
エコシステム山陽 ○ ※2 ○ ※1
エコシステム秋田

○:処理の受託を開始
※1:今回実証試験を行い処理の受託を開始
※2:2024年8月30日更新


現在検討中のPFOA含有廃棄物の処理についても、排出事業者様からのご要望に応じて実証試験を行い、処理体制および受け入れ品目の拡充を図っていきます。


今後もDOWAエコシステムグループでは、処理が難しく、特に安全・確実な分解処理が求められる廃棄物の受入を強化・拡大し、環境保全に貢献していきます。


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