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2025年01月17日
九州地区において環境・リサイクル事業を拡大 ~熊本県宇城市にエコシステムリサイクリング熊本工場を新設~
DOWAエコシステム(株)(同所 資本金:10億円 社長:矢内 康晴)は、熊本県宇城市の熊本工場に、エコシステムリサイクリング(株)(埼玉県本庄市仁手1781番地 資本金:3億円 代表取締役社長:江島 光一郎)熊本工場(以下、新工場)を新設することを決定しました。
新工場は、DOWAエコシステム熊本工場の敷地内に建設中のアクトビーリサイクリング(株)(熊本県水俣市塩浜町278番地6 資本金:2億円 代表取締役常務:土田 錠 以下、アクトビー)熊本工場の建屋内に併設され、九州地区への集積が加速する半導体産業を主な顧客として貴金属リサイクル事業を展開し、拡大が見込まれるリサイクルニーズに応えていきます。なお、新工場の着工に先立ち、2025年1月16日に熊本県による立ち会いの下で宇城市と企業立地協定を締結しました。
九州地区におけるDOWAの環境・リサイクル事業拠点
貴金属は高い耐腐食性や電気伝導性などの優れた物理的・化学的性質を持つため、さまざまな産業分野において欠かせない素材です。一方で、貴金属を含んだ天然資源は枯渇性と偏在性の問題を抱えており、貴金属の安定供給のためにはリサイクルの重要性が高まっています。半導体産業においても、最終製品に貴金属が多く用いられるため、製造過程で発生する廃棄品やめっき液などのリサイクルが求められています。
エコシステムリサイクリングは、国内3工場体制(東日本工場:埼玉県本庄市、西日本工場:岡山県岡山市、北日本工場:秋田県小坂町)のもと、電子部品などのリサイクル原料から、貴金属やレアメタル、ベースメタルなどの金属リサイクルを行っています。国内4箇所目となる新工場を通じて、国内のリサイクルネットワークをさらに拡充し、九州地区で拡大するリサイクルニーズへの対応を強化していきます。また、建屋を共有するアクトビー熊本工場の破砕・選別、プラスチックのペレット成形、RPF(固形燃料)製造などの工程との組み合わせにより、さまざまなリサイクル原料への対応が可能となります。新工場およびアクトビー熊本工場は、ともに2025年7月頃の操業開始を予定しています。
当社の環境・リサイクル事業は、2006年に九州地区へ本格進出し、非鉄金属・プラスチックの高付加価値化やRPF製造などを通じて事業拡大を進めてきました。DOWAエコシステム熊本工場において、エコシステムリサイクリングおよびアクトビーのさらなる事業拡大を図るとともに、将来的に大量排出が見込まれるリチウムイオン電池、太陽光パネルのリサイクルなど、新規事業展開も検討し、九州地区における環境・リサイクル事業の拡充を進めていきます。
今後も引き続き、国内外における環境・リサイクル事業の強化を通じて、持続可能な社会の構築に貢献していきます。
新工場の概要
所在地 | 熊本県宇城市松橋町萩尾地内 (DOWAエコシステム熊本工場内) |
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建築面積 | 約500平方メートル |
着工時期 | 2025年3月 |
操業開始時期 | 2025年7月(予定) |
投資金額 | 約3億円 |
新規雇用人数 | 約5名(操業開始時点) |
新工場が入居する建屋(完成予想図)
DOWAエコシステム(株)会社概要
本社 | 東京都千代田区外神田四丁目14番1号 |
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設立 | 2006年10月 |
資本金 | 10億円 |
代表者 | 代表取締役社長 矢内 康晴 |
従業員数 | 約2,700名(DOWAエコシステム連結、2024年12月末時点) |
株主 | DOWAホールディングス(株) 100% |
業務内容 | 環境・リサイクル事業(資源リサイクル、廃棄物処理、土壌浄化、物流、コンサルティング) |
エコシステムリサイクリング(株)会社概要
本社 | 埼玉県本庄市仁手1781番地 |
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設立 | 1989年4月 |
資本金 | 3億円 |
代表者 | 代表取締役社長 江島 光一郎 |
従業員数 | 約100名(2024年12月末時点) |
株主 |
DOWAエコシステム(株)92% DOWAハイテック(株)8% |
業務内容 | 貴金属リサイクル事業、治具・部品洗浄、貴金属加工薬品製造 |